秋学期の授業に向けて
(1)教師養成研究会『教育原理:教育の目的・方法・制度』学芸図書株式会社、1961年、(2)上野千鶴子『サヨナラ、学校化社会』太郎次郎社、2002年 を読む
大学の秋学期の授業が始まった。教育原理や教育方法などの授業を担当しているが、この時期になるとつい手にするのが(1)だ。今、手元にあるのは何と九訂版。40年以上も現役のテキストなのである。
数分野がまとまった濃さ、教員採用試験にも対応できそうな(?)懇切丁寧な脚注がすごい。残念ながら授業では読みこなせず、別のテキストを使っているが、私にとっては常に原点に戻れるようなバイブル的存在だ。
それから(2)の第5章「授業で生存戦略教えます」。今や東大教授の上野先生が「偏差値三流、四流大学」で編み出した方法は、学生だけでなく、大学教員にとっても(サバイバルの!)ヒントでいっぱいだ。
「社会調査法」という2コマ分、3時間を使った授業で、KJ法、インタビューで基礎トレーニングをした後、自由研究に取り組む。生データを集め、編集する「情報生産のノウハウ」を伝える授業なのである。
学生の「ぼくは頭をもっていたけど、使い方を知らへんかっただけや」という台詞が絶妙。実は私も、「先生の授業は難しいけど好き」と言われると素直にうれしい。騙されているだけかもしれないが(?)、新学期の授業も気を引き締めて臨みたいと思う。
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