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友チョコと便所飯

堀内京子「バレンタインデー:友チョコ過熱 親は困惑」『朝日新聞』朝刊、2012年2月5日号 を読む
 タイトル、ちょっと食べ物とそぐわなくて申し訳ない・・・・・ですが、根源は一緒の問題だと思いますのであえて。

 朝日新聞「教育」ページの特集は、バレンタインデーの「友チョコ」。2月14日は、女子が男子にチョコレートを初々しく手渡し・・・・・というより、女子同士で明るく交換し合うイベントに変わってきているのではないか、そうした傾向は小学生女子にも浸透・・・・・という趣旨である。

 この記事で紹介された江崎グリコの調査で、小学生女子がチョコを渡す相手のトップ(8割弱)が「父親」という結果にほっとさせられた(?)が、「女子の友人」という回答が7割強と肉薄。オトナの女子の「友チョコ」が低年齢化した、というような解説付き。
http://www.ezaki-glico.com/release/20120104_1/index_11.html

 我が娘も、小学校中学年の頃から「友チョコ」をしていた。最初は、大袋のチロル・チョコを小袋に分けたりしていたが、メッセージ付きのかわいい「デコチョコ」(チョコレートにピンクの絵文字やキラキラの飾りをつける♪)をもらい一念発起。翌年は「デコチョコ」に挑戦。と言っても、かわいいラッピングまで付いている「無印」の商品であるが(これも数種類あってびっくり)。

 毎年かわいいデコチョコをいただく同級生のママによると、クラスのほぼ全員の女子に配る、つまり大量に作るそうだ。そのママも、かっぱ橋(飲食店御用達の商店街)などに出かけ小袋を大量に仕入れたりして、楽しんで作っている様子だった。一方で、「ガーナ」のような板チョコや「アポロ」を箱ごと、時々値段が付いたままいただいたりする。

 とにかく、普段からの仲良しグループはもちろん、ちょっと周辺の仲間にも配るという、その事実が大切のようだ。「友チョコ」をたくさん配る子は、本命男子にはクオリティに差をつけたチョコレートをプレゼントしたりと、抜かりなし(!)のようだ。

 大勢の女子に配ることで自らの勢力を広げることができ、そうした「女王」の特権として、クラスの人気者の男子に手渡しもできてしまう。その背景に、家庭の経済力(ママが協力できるという恵まれた環境も含めて)もあるとすると、2月14日は、女子の権力関係を強化・固定させるとともに「格差」を広げ、その格差を子や親に認めさせるというイベントなのではないだろうか。

 「便所飯」とは、学食などの公共の場での「孤食」を避けるあまり、「究極の個室」で昼食をすませてしまう、今どきの学生の行動を指す。誰が言い始めたのかよくわからないが、「言い得て妙」だと思う。小学生が「友チョコ」をしたりする時代、学生の「友だち」関係は、かくもデリケート。もっとも、商業施設顔負けのトイレのある私立大は増えており、トイレ改修が受験生を左右するというマーケティング結果もあるらしい・・・・・。

 ところで、『朝日新聞』の日曜版「GLOBE」2012年2月5日号「チョコレートの、いま」は、秀逸です。お口直しに・・・・・・。
http://globe.asahi.com/

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